毎日ブログを書くことは私のスタイルでは無いので、投稿が少なくすみません。
こちらに来てからどのように私が生活をしているか少しでも理解していただけるように、まとめて投稿します。何か疑問な点などがあれば気軽に連絡下さい。
2010年11月1日
移転したスマイルグループ(HIV、エイズ犠牲者の支援団体)の施設訪問
以前のThao Danの一室から一軒家を借り、2人のベトナム人スタッフが給料をもらいながら寝泊りしていた。子供達の学費支援は特に外国に住むベトナム人達からもらっているようだが、スタッフの給料や家賃の資金難は続いているようだ。風呂敷プロジェクトのMeetingの際は一階を使わせてもらっている。スマイルからは現在2人が関わっている。
2010年11月1日(夜)
法政大学キャリアデザイン学科の教授と顔合わせ、NGO組織ARBAスタッフと3日の打ち合わせ
2010年11月2日(11時~15時)
風呂敷プロジェクトのベトナム現地担当、藤田さん、栗須さんと今まで(2月~10月)のベトナム、日本での状況をシェア
(ベトナム)
作成者は就職が決まって辞めていった者や、健康、家庭の事情で辞めた者は居ますが、現在は作成者が7名:男性1名(HIV感染)尼さんグループから、女性3名 Duc Ducという出稼ぎ児童労働サポートグループから、女性2名 スマイルグループから(HIV感染)
l 月2回の検品、布仕分け、給料受け取りなどの作業を月1回(毎月最終金曜)に変更
l 布の調達が難しくなってきたが、本人達も自分で布を調達して作成してくるので、あえて私達が集めずに、自分達で集めるように促す
l 紙の説明書だけでは無く、風呂敷にタグを付ける方が完成度が高いので、その作業(タグを発注し一つ一つに縫い付ける)を自分達でしてもらうように促す
l 中国のファッション雑誌からの発注で、最低でも100枚注文してもらうことによって送料をこちらで負担する
l 今度国本氏(お運びボランティア専属)が日本に帰るときにクリスマスプレゼントになるように風呂敷やコースターなど持ち帰って頂く
l ベトナム駐在の奥様方はボランティアに参加してくださるが、後に続かない
l 現地雑誌に活動日程、連絡先、商品紹介してもらっている
l 栗須さんのお店(HOSKO)では観光客に少し、他国からのバイヤーに売れている
(日本)
l 日本出発前に国際協力や私の活動に興味のある和歌山在住の女性4名と集まって話し合いをし、私が日本に居ない間風呂敷の受け取り、委託店に届け、お金の管理、イベントで販売、展示会などの協力をしてもらうことを決定
l 卓話、講演(小、中、高含む)、イベントなどで活動報告、フェアトレード自立支援の紹介、風呂敷やコースターを販売
l さまざまなお店に足を運び、委託販売協力を交渉(和歌山、大阪、東京)
l 新聞記事に掲載
l ニュースレター配布でお世話になっている方々に活動報告
l 風呂敷受け取り後、お金の計算、タグを印刷し、折って販売準備、他府県には発送
l 新しいEco Farmプロジェクトを紹介し賛同者募る(土地が見付かれば、エコハウス建設指導、手伝いに参加してくれる方数名あり)
2010年11月2日(夜)
尼寺の尼さんに新しいプロジェクトを話、土地のことで相談したところ、2箇所候補あり
2010年11月3日(9時~16時)
l 法政大学キャリアデザイン学科ゼミ参加者11名(男性3名、女性8名)、先生6名、NPO組織ARBAスタッフにスマイルグループのオフィスで実際に風呂敷プロジェクトの活動を紹介
l 作成者の実際の作業風景を観て貰いながら、私の活動について紹介・質疑応答、私達の風呂敷の善さを説明し、販売
l 学生達と昼食を取りながら対談
l 白井氏(フ-ンライ経営者)、木村氏(留学生、ARBA現地担当)と共に学生達とパネルディスカッション
2010年11月4日
l メコンデルタ出身の友人の故郷で、今後発展していけるプロジェクトの可能性の有無について話合い
l 国本氏にお礼に伺い、今後もボランティアを継続して下さることに(12・1月帰国)
2010年11月5日
l ボメトットで無農薬農業を営んでいる塩川氏に連絡し、現場見学に伺うこと、今後お互いが協力できることをしていくことに
以下、Eco Yoga Framのアイデアを共有したところ、今後協力してくれるとの返事
サイゴンヨガ設立者、ベトナム武術訓練者、グラフィック・インテリアデザイン会社経営者、バンメトートで無農薬野菜栽培、農業技術支援活動者、Nha Trangでヨガリトリートセンターや孤児院設立実行者など
2010年11月7日
ストリートチルドレン支援として経営しているフ-ンライで白井さんと活動のことや、体験からの思いや今後について色々シェアした。
2010年11月8日
スマイルグループのDucさん、北海道からボランティアで車椅子を持ってきた日本の大学生と一緒に、スマイルが支援している子が居る自宅に車椅子を届けに行った。車椅子を受け取った人は、女の子のおじいさんで、17年ほど前から歩けないらしい。軍隊で働いていたが、戦時中、ハノイ政府から足に毒を打たれ、足の指が変形していた。彼は子供をAIDSで無くし、妻と一緒にAIDS孤児になった孫を育てているが、歩けないので仕事に行けなかったが、車椅子を受け取ったのおかげで宝くじ売りをしてお金を稼ぐそうである。妻は宝くじ売りや病院での事務作業、バイクタクシーなどさまざまな仕事で家庭を支えている。
2010年11月9日(午前)
風呂敷プロジェクトサポーター(藤田さん、栗須さん)と話し合い
12月12日にとあるカフェで風呂敷展示会&風呂敷ウォークショップ開催に向けての準備について(可能であれば5日から一週間店内にて展示してもらう)
l 11月26日の月1の集まりで自分達も風呂敷の使い方を教えれるように再度確認
l 地元フリー雑誌、ペーパーにイベント開催を告知してもらう
l 早ければ今週から土地探しに入ることを報告
l 来年から更なるベトナムの外国人に対する法律強化と年々の治安の悪化を考慮したうえで、ベトナムに日本人を受け入れることが善いのか良く考えること
(午後)ホーチミン市からバイクで一時間以上かけて移動
l スマイルグループのPhuongさんと一緒に以前からサポートしているGo VapのGiaoさん(5年ほど前から訪問しているHIV感染者)の家を訪問。AIDSで夫を無くし、HIV感染である貧困家庭なので政府は家賃免除、しかし住環境は衛生面的に良いとは言えない。19歳の息子Tuanは結婚しているが無職で、17歳の弟が家族を支えている。木材会社の現場で過酷な仕事をする彼は肺が弱っている。雨季の季節はなかなか仕事が見付からないらしい。HIV感染の母は以前老人の介護で仕事をしていたが彼女が他界し、今は無職。また老人介護の職を今は探し中。先日病院にCD4検査に行ったので現在は結果待ち。以前より少し体重が減ったと言っていたが、肌も以前より綺麗で見た目は以前より健康に見えた。日本から持ってきた蚊取り線香をプレゼントした。Tuanはいつもどこか悲しそうな表情をしていて、今回もそうだった。
l Giaoさんの家からさらに遠い場所にChao(初めてベトナムに来た時から知っているストリートチルドレン)に逢いに行った。1年半ほど前に出稼ぎに来ていたところ、IDが無いので公安に掴まり刑務所に居たが、刑務所のホームレスに仕事を与えているという人に刑務所から出してもらった後、Chi Phuongに電話があった。板を造る工場ではかなりきつい科学薬品を使うようで、その化学薬品で足首に大きな怪我を負っていた。明日の給料次第で田舎に帰れるかどうか解るそうだ。田舎の妻と、2歳になる子供とは2年近くも連絡を取っていないらしい。小さかった時の彼はいつもにこにこ笑っていたが今のChaoの顔からはほとんど笑顔は観られずとても悲しそうだった。体もかなり痩せていた。Chao にも蚊取り線香をプレゼントした。
さまざまな施設や家族を訪問し、物心ついた子達はさまざまなことを考えるのであろう、表情が暗くなり、外に出て行くようになったり、体に刺青を入れ始めたり、悪の道に流されていることが多い。
(夜)
ACHAN代表額さんと打ち合わせ
2010年11月10日
ACHAN来年3月スタディーツア-の準備のため、さまざまな施設を訪問
l Thao Dan
l Thien Phuc #2 and3
l FFSC
2010年11月11日
前日の続き
l Ky Quan Temple
l Gia Dinh
l Quan Am Temple
l Smile Group
l Tu Du hospital
この二日、額さんと一緒にさまざまな施設を訪問させていただき、ベトナムは悲惨な状況や、差はあるにせよ行動する人々がいて、形になっている様子からベトナムはベトナム人に任せて大丈夫なのかもしれない。自分はやはりもっと日本の問題をどうにかしなければいけないと感じた。特に一緒させていただいた施設は教会や寺院関係だったので、日本の私たちがこれ以上支援をしなくても、十分やっていけるのではないかと感じた。
2010年11月12日
ボメトットの塩川さんの話では、土地は政府から借りていて何をするにも外国人であれば特に許可を得るには難しいとのこと。またJICAが関わっているとのことで、さらに私の案が受け入れてもらえるかどうかという点はかなり難しそうである。
2010年11月13日
Huong Laiオーナーの白井さんとこれからベトナムでのわれわれの活動は、外国人にとって一層厳しくなることや、汚染や、騒音、治安悪化などから健康を害してしまうこの土地にいることは危険であると互いに理解しあった。またベトナムで枯葉剤の影響で癌を患っている子供達をサポートしようと立ち上がった外国のNGOがサイゴンにあると教えてもらった。
2010年11月15日
日本の駐在者、山口さんと彼女の紹介で日本人の男性と結婚したが旦那さんを亡くされたDamさんが私の活動に興味があるとのことで、昼食を取りながら今後どのように関わっていけるかを話合った。Damさんは日本語が出来るベトナム人なのでもし今後風呂敷プロジェクトに関わってもらえると、色々と助かる。次回の会に参加して活動の様子を観てもらい、何が出来るかその時に話し合う。またEco Farm の話の内容にもかなり興味をもってくれ、実家のDa Latの地域を紹介してくれるととも言っていた。彼女に来月の展示会、ワークショップの内容を理解してもらうためにレストランオーナーに説明をし、確認した。
偶然にも栗須さんが同じ店にいたので、以下のようなことを伝えた
・ 友人の店の2階部屋を私達の会議時に使わせてもらえるので今のスマイルオフィスから移動することも可能である
・ 尼さんが造花の仕事を進めてくれたので今度その内容を一緒に確認しに行く
・ ベトナムは特に土地の値段が高いことや、許可申請などの難しさを改めて確認
・ 風呂敷プロジェクト説明用スウィングタグのベトナム語準備
2010年11月16日
藤田さん、栗須さん、栗須さんの彼(以前から風呂敷活動にたまに参加してくれる)とランチを取りながら特に、今後のことについて意見を出し合った。
先ず、私達自身、一切仕事として行っていない活動なので、何処までこのベトナムに関われるか解らないという点から、出来るだけ今関わっている人たちもベトナムの会社などに勤められるような機会があれば一番いいのではないかと。また、今まで風呂敷販売で得た利益で本人達が小さくても何かビジネスを始めたいのであれば、それをそのお金でサポート(マイクロファイナンス)することも可能だと次の集まりで伝える。Tranさん(風呂敷作成者の一人)は出稼ぎ貧困家庭の子供達をサポートする施設で長年の経験があるので、彼女が引っ張ってくれるような自分達のグループが出来ると本当の自立へ一歩近づくのでは。ベトナムの環境で暮らすことが心身共にかなり良く無いので近いうちにこの土地から離れる可能性があるので、出来るだけ風呂敷メンバーにも私たちがずっと居るわけでは無いときちっと理解してもらう。私達が健康で、自分達も楽しんで行うことが交友活動を続けるにはとても大切である。ベトナムの人々は困っている人々に手を差し伸べる人が多いのと、歴史上ベトナム人は生きる強さを持っているので、私達が関わらなくてもなんとかやっていくだろうと長い間ベトナムを観てきた私たちは思います。(白井さんも同感)
l 中国のファッション雑誌から風呂敷オーダーあり:先ず今のストックを送って、その後85×85㎝の風呂敷100枚を送る。M&L.Tの刺繍を入れる
l 先日の法政大学学生さんの一人から独自で始めるTシャツのポケットで注文受ける
l パリの日本の雑貨店「淀屋」さんから大中小20枚注文受ける->フランスへのお運びボランティアDaoさんに来月持って行ってもらう
2010年11月17日
お寺の尼さんが造花の仕事を自立の方法として紹介してくれるとのことで、栗須さんと3人で面会し、どのような仕事内容なのか確かめた。彼女は主に教えている身で、販売先などは自分達で見つけなければいけないとのこと。とりあえず26日の会に働いている皆に直接説明に来てくれる。
土肥明代さんに、額さんからいずれは彼女自身でセンターを開きたいとの思いがあると聞いていたのと、彼女はこちらでずっと暮らすであろう人なので今風呂敷プロジェクトで関わっている私達よりもずっと現地で何かしら関わる可能性があると思い、彼女を訪ねた。彼女自身は小さい子供達を預かる託児所をいずれは開きたいらしい。私も同感で、青年達に関わるよりも、小さい時に関わることによって道徳心や常識のある青年達に育ってもらいたい。ベトナム語のレベルの問題や、Thao Danで関わったような青年達は外国人の私達が関わってどうこうすることは難しい。風呂敷プロジェクトが今後どのようになるかは未定だけれども、少しだけれども得た利益でもしかしたら彼女のやりたい活動にサポートしていく案も出てきた。
2010年11月18日
12月5日から展示会をさせてもらうお店のオーナーに、お店を紹介してくれた、また私を現地でサポートしてくれている友人Ngocさんと詳細を詳しく伝えにいった。私の案では紐に風呂敷を挟んで、お店に展示してもらおうと思ったけれど、彼はお店の雰囲気が変わって欲しくないのと、またお客さんが手にとって見れる方が、手縫いの善さ、布の質などが解るので良いとのことで、格テーブルに風呂敷とプロジェクト説明書をお気、カウンターなどには瓶や物を包んだ上体で設置することに。
準備するもの
l 展示会を知らせるための看板
l 日本語、英語、ベトナム語の説明書
l 作成者や風呂敷プロジェクトの趣旨説明書
その後は、私が通っているお尼寺でベトナム人にヨガ指導(無料)
2010年11月19日
前日同様、ヨガ指導
2010年11月20日
Chi Phuongと新たな場所に移動したさくらカフェを見学に。以前よりも中心街から離れていたので、客足が減ったように思うが、カフェの雰囲気は以前よりもベトナム伝統的な感じがして善かった。Wi-Fiも整っていたし、障害があってもきちっと訓練されている職員の人たちには心より感心した。
2010年11月21日(朝から夕方)
チベットからのダライラマ側近の高僧の話を聴き、その後彼と、尼さん、お寺の信者さんたちとFish Release に参加。
(晩)
日本で私の活動を毎日新聞の”ひと”で見たという方から活動の話を聴きたいとのことで面会。彼はFFSCには長年足を運んでいるらしく、FFSCの販売物が実用性のあるものでは無い、またほとんど日本に送って販売をしてきたが、日本経済の悪化も重なって、売れ行きが思わしくないことなどから、ベトナム現地でも売れるもの、そして実用性のあるものを売る必要があるとの思いで、これからその流れになるように関わっていきたいと話していた。私も自分の経験から、重視している点が同じ意見であったので、嬉しく思った。またただVolunteer体験をしたいだけで施設を訪れるだけではなく、彼のように考え、気付き、改善へと実行していく人が増えれば支援の方法はこの先大分変わって行くと思う。
2010年11月23日
お寺でヨガ指導(無料)
中国から依頼があった刺繍が出来る場所を探しに、Chi Phuongに連れて行ってもらったがそこでは訓練だけで、受注はしてくれないとのことで、違う場所を探すことに。
Chi Phuongから連絡があり、テレビ局の方が私の活動に興味があるとのことで取材依頼があり、後のテレビ出演の為に色々と取材を受けた。
昔Thao Danで同じ時期にVolunteerをしていたフランス人のOliverと再会をし、今までの活動の報告をお互いし合った。彼はベトナムではニャチャンに居るのだが、昨年からマダガスカルに活動拠点を移して農業関係でVounteerをしていたらしい。マダガスカルで水を使わずに米を栽培する方法を現地人に教えている人の下で手伝いをしたり、また自分でマーケットに行って出逢った、売春で生きていた少女にカフェに誘われ、彼女の悲惨な体験を聴いて彼は彼女に、手動ミシン、布などを提供し、彼女の自立支援を促したそうだ。彼女はそれ以来、売春を止め、今では家で服などを作っては市場に売りに行っているそうだ。マダガスカルは人も善く、フランス語で、何よりも自然のある場所なので好きだったみたいだが、ベトナム以上に公安や、政府のやり方はずさんらしく、彼も例外では無く、ビザの問題で結局出国しなければいけなくなったらしい。で今はベトナムのニャチャンで暮し、また来年9月には戻るらしい。 私のEco Farmの案には賛同してくれ、フランスとベトナムを行き来する方で、ベトナム最南に位置する場所に土地を持っている友人を紹介してくれるらしい。
2010年11月24日
フランス人で写真家の方が私の活動に興味を持ってくれ、ソーシャルワークのフィールドにフォーカスを当てて、写真で協力できることがあればしたいとのことで、一度話を聴きたいとのことで面会。26日にどのようにして、写真を撮るか、また今後その写真をどのように生かしていくかなど、とりあえず26日の会に足を運んで現場を観てもらうことに。作成者がどこような場所に住んでいるかも取材出来れば一緒に家まで訪れて、写真をとりたいとのこと。またポトフォリオ作成もしてみることに。
ARBAの木村さんと面会し、先日風呂敷プロジェクトを訪れた際に、作成者達からの生の声で、「作っているけれども実際風呂敷をどのようにして使のか自分達は解っていない」とのことだったと教えてくれた。そうなる理由として、2008年より、仕事をしたいと申し出る人たちは大分変わってきていて、現地の主な活動者は2人なのと、活動で顔を合わすのは月2回、そうなると、新しく入ってきた人たちは「風呂敷とは何か」というところは学ぶ時間が無かったの現実。今度は新人に経験者が教えるようにする。彼女は、法政大学の学生さんで買ってくれた人たちが日本でどのように使っているかなど写真で送ってもらうことで、作成者に見せ、使用方法お解ってもらい、また自分の作った物が使われていることを見ることで喜んでもらうのはどうだろうかと言ってくれた。先日の一緒に活動した写真を送ってもらうよう頼んだ。
最後に、前回の法政大学とのコラボが盛況だったので、ありがたいことに来年のARBAスタディーツアー(2月末から3月頭の予定)でもまた関わって欲しいと要望を受けた。日本の若い世代と機会があればどんどん関わっていきたい!自分の体験が未来の日本社会をより善いものにするために、力になれれば何よりも嬉しい。
2010年11月25日
ベトナムの芸術ステージ、映像関係の友人と再会し、彼も私の“Eco Farm”アイデアに共感してくれ、自分が購入した10区にある土地のことや、かなりの富裕層の友人に協力してもらえないかなど案を教えてくれた。10区にある土地の所有者は分割して土地を販売しているが、お金目当てでは無く芸術を楽しんだり、文化を大切にする者たちだけでその区画全部を村のようにしたい想いがあるらしい。またベトナムの野菜などは食するのに安全ではないので、ある程度裕福な人たちは有機野菜を選ぶようになっている。
2010年11月26日
月に一度の風呂敷プロジェクトミーティング(毎月最終金曜日)
l 参加者:風呂敷作成者5名(男性一人、女性4人)
l 現地活動者:藤田さん、栗須さん、自分
l ゲスト:1.Cedric(フランス人の写真家である彼は、私の活動に興味を持ってくれ
実際の活動を目で見て理解し、また活動風景を撮影)
2.HISの職員2名(HISベトナム事務所で風呂敷委託販売の協力をしてい
ただいていたので実際の活動見学。価格重視の旅行者が多いので、現地の安価な物と比べられ売れないので、シュシュはどうかとの提案あり)
3.Dam(日本で住んだ経験、日本語が話せるので今後活動に協力してもらえることがあるかどうか先ずは風呂敷の現物、活動風景の見学)
4.Co Qung(尼さんで造花の仕事を紹介しに会に参加)
栗須さんだけでは無く、今後場所を覚えてもらって自分達で回収してもらう為にリーダーであるMinhも一緒にOverland Clubに集まった布を取りに行ってもらった。
作成者全員が揃ったところで、尼さんから直接造花の仕事を説明してもらった。5人の内2人が興味を持ったみたいで、何処でいつ教えてもらうかなどは自分達で連絡を取り合ってもらうことに。口では簡単に約束してしまうことや、造っても販売は自分でしないといけないので何処まで上手くいくかは全く未定である。
作業に入る前に、私の風呂敷案で今までやってきたが、出来るだけ儲けもベトナムで出来、本当の自立に近づくために、今後何か自分達で始めたいビジネスがあれば設立資金はサポートするので何か思っていることがあるか聞いたが、そうゆう考えがある者は無かったので、1週間の間に考えてきてもらうことに。
5人が創ってきた風呂敷の縫い目、汚れ、デザインなどをチェックし、現地ベトナムでの販売価格を設定し、その半値は作成者に。チェックしている間、手が空いている者は、スイングタグの作成、布の仕分け、またその場で修正できれば針と糸で修正。
中国から注文の“LT &M”の刺繍を1)値段 2)私が考えた4パターン 3)出来具合を チェックし、Duc Ducでもっと安く出来るのであればDuc Duc に貢献するためにも頼みたいとCo Trang(ふろしき作成者の1人で出稼ぎの子供達支援グループDuc Duc職員)に伝えた。Duc Ducの職業訓練で勉強している子供たちでは無く、ソーシャルワークの彼女自身が作成に参加しているのは、彼女がもらう給料はかなり安価で家計が厳しいらしい。彼女の活動を長年知っているが、必死に児童労働の子供達の為に生きている彼女に頭が下がります。 とりあえず、サンプルを日曜までに仕上げてもらうことに。
風呂敷をフランス(大中小:20枚)と中国(30枚)に送る分を確認し、発送は栗須さんが担当。
時間が無く、Minhに月1のMeeting以外、仕事を十分しなければ給料は渡せないと伝えることと、風呂敷包みの練習は来週に持ち越し。
スマイルグループから参加している2人意外は皆自主的に良く動いてくれる。特に男性の作成者は縫い目も綺麗で、デザインも上手で、周りに良く気がつき自分から色々やってくれ、また仕事をもっとしたいと意欲があり、私達も関心している。
2010年11月28日
スマイルグループの毎週日曜日に行っている活動に参加。子供たちの成長を観ることができ、貧しくてもたくましく生きる子供達から元気をもらう。また私のことを覚えていてくれる子供達との再会には心からの感動!
オーストラリア人でヨガインストラクターのLexが子供達にヨガを教えるのに、一緒に参加(:
11時から17時まで、通っている尼寺で旧正月にお供えする伝統的な砂糖菓子作り手伝い。
2010年11月29日
スマイルグループにヨガ指導(無料)
スマイルグループのスタッフとメンバー(フランス人女性1名、ベトナム人男性3名内HIV感染者1人)施設では毎週子供達にYOGAを教えている。フランス人の彼女は将来インストラクターを志している。同じ大変なフィールドで活動する仲間の心、体に負担になるものが少しでも楽になり、ベトナム現地の者が現地の者に伝え、社会に貢献してもらえればと願う。
2010年12月30日
Cedricを風呂敷作成者の1人Thaoの家Go Vapにバイクタクシーで案内。Thao喪彼女の旦那も共にHIV感染者である。彼は貧困やHIVで犠牲になっている人達がいったいどういうところに住んでいるのか、真実を写真に撮りたいと申し出てくれた。Thaoは旦那、6歳の子供Phuocと3人で暮らしている。夫婦共にフエの近くの田舎から仕事を求めてサイゴンに10年前に出てきた。今は同じ敷地内で靴を作る会社に勤めている者同士隣り合わせで暮らしている。Phuocは午前中学校に行き、昼からは家で勉強をしている。子供ができて外に働きに行けないので、家で出来る風呂敷は良いと言ってくれた。
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