2010年7月18日日曜日

ベトナムの広告雑誌”ビナブー”に載った記事です

風呂敷でベトナムの人々を支援
~端切れのように社会から見捨てられても端切れを蘇らせるように生き抜いて欲しい~

留学先の米国でベトナム人女性と知り合ったのが、ベトナムを選んだきっかけでした。当時19歳だった私は、あてもなく訪れたベトナムで、多くのストリートチルドレンを目の当たりにし、胸が張り裂けそうになりました。裸足で走り回り、路上で寝起きし、読み書きの出来ない子どもたち、そして、放置された注射針でHIV感染する子供さえもいました。毎日、衝撃の連続でした。その子供たちの自活の道を現地(ベトナム)で探っていた2008年、職業訓練で器用に縫い物をする女の子達を見て「これだ!」と想いました。そこで、HIVに感染したベトナム人女性やストリートチルドレンの自立支援のため、集めてきた端切れを使って、縫い合わせ風呂敷と新たに蘇らせ、その代金を生活費に充てるプロジェクトを始めました。

麻衣子風呂敷は、ベトナム現地の端切れをリサイクルしている環境に優しいフェアトレード作品です。日本人がデザインしたもの、製作者オリジナルデザインのもの、大きさ、色合いも様々です。この時代だからこそ心を込め、時間を掛けることの大切さを見直して欲しい!そんな想いからかたつむりをロゴに選びました。「善きことはカタツムリの速度で動く」マハトマ・ガンジー 商品としてより、世界に一つの「作品」として仕上げることを重視しています。端切れを生かす縫い合わせ方、おしゃれなデザイン・パンフレットなどを仲間と何度も話し合いを重ねて仕上げています。現代の日本人は、普段の生活の中で風呂敷を使う風習が薄れてしまっていますが、風呂敷にはサイズによって様々な用途があります。例えば、ヨガマットやワインを包んでみたり、ショール、ティッシュボックスカバー、テーブルクロス、またプレゼントとしてなどご利用頂くことが出来ます。現在、フランス、日本(和歌山、東京、大阪の喫茶店など)、ベトナム(ホーチミン:Shoko、Theu Theu、Overlandclub、ハノイ:maEna xanh)にて販売しております。売上げは、製作者に支払われます。

現在、ホーチミンでは約10名の方々が働けています。そして、数名の日本人ボランティアでこのプロジェクトを進めています。1人で出来ることは小さくても、皆が力を合わせれば大きな力となります。HIV感染者や貧困で苦しむ人たちと出会うこともご縁ですし、人と繋がっていくということは人生が豊かになることではないでしょうか?私たちの活動にご賛同下さる方、下記まで気軽にご連絡下さい。

ボランティア・インターン募集!
活動日時:毎週金曜日13時~16時(風呂敷の検品やお直しのチェック、提供して頂いた端切れの仕分けなどを行っています)
活動場所:3Fl., 451/1 Hai Ba Trung, Dist. 3, HCMC
連絡先:091-8805668(Aki)、Email:akileon27@hotmail.com

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