2009年6月8日月曜日

~ ストリートチルドレンから自立したTi君 ~

今回の滞在中、縁がありARBAという日本の団体さんから私のありのままの活動をツアーに組み込ませて欲しいと声を掛けていただきました。2日間約30名の主に学生さん達と時間を共有しました。初日は私が活動当初にストリートチルドレン保護施設で出会ったTi君が働いている店で、自身の活動やベトナムの現状を話しました。路上で暮らし、施設に入り、公安に捕まり、低賃金の仕事をし、読み書きは出来ず、でも今を一生懸命生きている本人を観て、忘れていたことに気付いて欲しいと想ったのです。彼が好きな大きな古時計をお礼に皆で歌うと、とても恥ずかしそうに、でも誇らしそうでした。学生さんから「今一番大切なものは?」との質問に、「お父さん、お母さん」と返ってきた時、全員の心が動かされました。翌日は、私がよく行う路上調査を各自で行い、その後に元ストリートチルドレンが働いているフーンライで感じたことシェアしました。夢を諦めずに自分らしく生きる大切さを皆さんに伝え、共に過ごせた時間は貴重でした。(:

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