2008年12月9日火曜日

Greeting to Friends





世の中はクリスマスモードでしょうか?サイゴンは毎日夏のような気候なので季節感をほとんど感じません。ここ最近は世界エイズデーのイベントもあって目が回るほど忙しく次から次に走り回る日々が続きました。


一昨年、昨年と日本で行なったイベントを今年は偶然にもそのイベントを始めるきっかけをくれたベトナムで開催しました。私が通っていたお寺を借り、そこの尼さんたちによるAIDSでなくなられた方々への追悼の意を込めてお経を唱えるという心に響くオープニングから、ヨガダンス、歌、ベトナムのHIV/AIDS現状を移したドキュメンタリー、トークを多くの方々に支えてもらいながら無事終えることが出来ました。


HIV/AIDSが原因でとても大変な生活を強いられている子供たちの学費や医療費、食費などの為にボランティアの方々と作ったレッドリボンをドーネーション形式で販売し3万円ほど集まりました。昨年の推定ではベトナムのHIV感染者数は30万人、AIDS死者は約2万人、何と15分に1人という速さでHIVに感染しているのです。しかし現実では、人事のように過ごしている人がほとんどで、路地裏ではヘロインの売買をする者達や町中には売春婦、同姓愛者で溢れています。


イベントでは、とにかく一人一人の意識を高め、レッドリボンを付け偏見の無い共存社会を築くと示し、周りの人達に話すことが大切であると確かめ合いました。


*風呂敷計画の方はと言うと、田舎から出稼ぎに来て危険な路上での仕事をしている子供達の未来を、少しでも明るく出来たらと、路上で働く代わりに縫い物をして給料を渡す制度でやり始めています。その子供達による作品が驚くほど素敵に仕上がっています!


手縫いで一生懸命作業している子供達、貧しい子供達を支えているスタッフを観ていると、どうにか力になりたいと心から想い、色々な方に訴えかけています。その結果、私の想いに賛同してくれる方々も現れ共にアイデアを出し合い活動を進めています。完璧な商品というよりも、愛と希望のこもった子供達の作品として購入してもらえればと想っています。


皆様の手に届き、何か自分の中で忘れていたものをもう一度見直すきっかけになってもらえれば幸いです。貧困やHIV/AIDSの問題を抱えながらも一生懸命生きている人々に愛の手を差し伸べる行動を起こす人が増え、ゆっくりでも世の中の流れが善くなり平和な世の中になりますようにと心から願います。(*販売や購入で協力してくださる方は是非御連絡下さい。販売で得たお金は子供達が立派な大人に育っていくよう役立たせて頂きます。)

0 件のコメント: